平成17年度民事法基礎ゼミ講座案内
前田・市毛ゼミ

担任 弁護士 前 田 尚 一


当 ゼ ミ の 諸 君 へ

 民事法基礎ゼミの目的システムは,説明会の日に配布されたシラバスのとおり。要するに,諸君は,法律のずぶの素人という扱いを受け,最大の配給を受けることができる。せっかくの恩恵だから,どんどん利用しなければもったいない

 持つべき目標は,実に簡単。
 3年後,当ゼミ員すべてが,一人も欠けることなく新司法試験に合格してくれさえすればよい。ただそれだけ。

 たかだか13人、他のゼミを加えても39名。進級率とか合格率とか世の中ではじき出される統計上の数字に従う必要のない数だ。数字遊びは無視しよう。

 

 そのために,ここ1年間の戦略は,
とにかく,ゼミを上手く利用して,民法を
理解すること。これに尽きる。


 先人の謂わんとするところを,まずはそのまま理解すること。


 自分の理解の不足を,判例や学説に対する批判をすることで,ごまかさないよう自分に警告すること。
 この著者は,本当に判っているのか等と本気で考えないこと。そもそも世の中をすべて判っている人などいないのだから。
 諸君は,新司法試験というハードルを超えた後,「自分は全てを知っている」と思い込んでいる人たちを相手にしていかなければならない。

 つまり,理解不足なのに理解したつもりにならないように,自分自身を警戒することが肝要。


 ただ,時には理解したフリをして,自分を騙して前に進むこと。
 自己統制の“遊び”が,人生の余裕を生むのではないか,今,私の“仮説”だ!!
 ただし,理解したフリをするときは,その痕跡をきちんと残しておくこと。“理解したフリ”にする対象は,もしかすると,自分の“弱み”かも知れない。

  
 1年後は,2年目コースで来る連中と堂々と肩を並べて下さい。

 1,2年目は,追いつき追越せで頑張って下さい。

 ちょっと小声になりますが, 
そのための戦術を,提供していきたいと考えております。

 

 諸君は,幸運です。この法科大学院に入学した目的を達成するためのツールが,手を伸ばせば届く場所にあるという環境にあるということばかりではありません。

 諸君は,2回目の新司法試験を受験するわけですから,3年目はゆっくりと,初めての新司法試験を研究し尽くして,じっくりと対策を立てることができるのです。


PS
 “戦略”と区別して,“戦術”についてちょっと触れました。そう,小声で,
“そのための戦術を,提供していきたいと考えております。”と言いました。
 自分の“真理”を求めるのは,諸君自身の仕事です。
 でも,諸君に民法を1年で理解してもらうのは私の仕事です。
 とりあえず,
戦術を教えます。

 例えば,そう例えばです。「英文法」を思い出して下さい。

 第3文型と第4文型を比較すれば,物権と債権の区別の古典的議論がアッという間に理解できます。

 前田ゼミの第1回は,そのあたりから始まります。
 とりあえず,一つだけ,ゼミ前に,ノウハウを教えましょう。
 なぜ,教科書がわかりにくいかというと,著者は,自分の見解提示するために,従来の議論を克服されるものとして説明しており,批判の対象として叙述が展開されていくからです。しかし,真に克服されるべきものかどうかは,その筋の専門家にお任せするとして,ともかく従来の議論は,少なくともある時期においてはスタンダードだったものです。今でもなおスタンダードのままである場合だってあります。
 諸君は,初めから批判の対象として捉えるというような手法ではなく,とりあえず,批判の対象となっている従来の議論をそのまま
理解することです。そのうえで,著者が何を問題としようとしているのかを考えることです。

 その他,戦術は,諸君の“進歩”に応じて公開していくことに致しましょう。


最後に、しつこくもう一度。

諸君は,必ず,全員合格する!!


 

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